認知症介護に役立つIoTデバイスまとめ【2026年版】
宮下拓磨
"※本記事の情報は2025年3月時点の制度・サービス内容に基づいています。最新の情報は各公的機関の公式サイトでご確認ください。
認知症介護におけるIoTデバイスの重要性と効果

朝、ふと目を覚ますとお母さまが玄関の鍵を手にして「外に行きたい」と言い出す——。そんな経験はありませんか?認知症の進行とともに、物忘れだけでなく急な外出行動や同じ質問の繰り返しに、あなたは不安や疲労を感じているかもしれません。夜中のひとり歩きが心配で眠れない夜もあるでしょう。こうした介護の現場で、IoTデバイスの導入が注目されています。
認知症介護の現状と課題
認知症の方を介護していると、毎日の生活の中で「同じことを何度も聞かれる」「突然の外出行動に気づけずハラハラする」「夜中に何度も起きてしまう」など、心身ともに疲弊してしまう状況が多いものです。厚生労働省『認知症施策推進大綱』(2019年)によると、日本の認知症患者数は約600万人にのぼり、2025年には約700万人に達すると見込まれています。介護するご家族の負担も増加しており、精神的なストレスや睡眠不足、孤独感を抱える方が多いのが現状です。
特に同居介護の娘さんや遠距離介護の息子さん、介護初心者の配偶者の方は、毎日の不安や疲労感から「自分がもっとできたはず」「施設に入れたほうがいいのか」といった罪悪感や焦りに苦しむことも少なくありません。こうした感情はあなただけのものではなく、多くの介護家族が抱える共通の悩みです。
IoTデバイスがもたらす介護支援のメリット
IoTデバイスは、認知症介護の現場において「見守り」と「声かけ」の役割を果たし、介護者の心理的負担を軽減するツールとして期待されています。たとえば、24時間音声で見守りながら同じ質問にも穏やかに応答し、服薬のリマインドや日常の声かけを代行する機能は、介護の手間を減らし、介護者自身の休息時間を確保する助けになります。
また、遠隔地に住むご家族もスマホを通じて状況を把握できるため、離れていても安心感が得られます。これにより、介護者が抱える孤独感や不安感の軽減にもつながります。実際に北海道砂川市では、IoTデバイス導入による介護者の心理的負担軽減が報告されており、地域包括支援センターと連携した支援体制が注目されています。
高齢者の安全確保と心理的負担軽減への貢献
認知症の方の急な外出行動や夜間のひとり歩きは、転倒や事故のリスクを高めます。IoTデバイスは動きの検知や位置情報の通知機能を備えているものもあり、こうしたリスクを早期に察知して家族に知らせることで、迅速な対応が可能になります。
さらに、介護者が常に見守り続けることが難しい場合でも、デバイスが「話しかける相手」として機能するため、ご本人の孤独感や不安感を和らげ、急な興奮や混乱を穏やかに抑える効果も期待できます。これにより、ご家族の夜間の見守り負担が軽減され、睡眠の質向上にもつながります。
介護の現場でIoTデバイスを活用することは、単に技術を使うだけでなく、ご本人とご家族の双方の生活の質を守るための新しい支援の形と言えるでしょう。
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認知症介護 IoT デバイスの主要機能と選び方のポイント

「IoTデバイスってどんな機能があるの?」「うちの親に合うものはどれ?」と迷う方は多いです。特にITに詳しくない方は、操作の難しさや設置環境も気になるでしょう。ここでは、認知症介護に役立つIoTデバイスの基本的な機能と選び方のポイントを具体的にご紹介します。
24時間見守りと音声応答機能の特徴
たとえば「夜中にお母さまが何度も起きて話しかけてくる」「同じ質問を繰り返されて疲れてしまう」という経験はありませんか?24時間見守り機能付きのIoTデバイスは、こうした状況に対応できるよう設計されています。
多くの製品は、音声認識と応答機能を搭載しており、ご本人から話しかけられた際に穏やかに返答します。同じ質問でも何度でも繰り返し対応できるため、介護者の声のトーンを荒げるストレスを軽減できます。また、動きや音を感知して異常があれば家族に通知する機能もあり、離れて暮らす家族も安心です。
服薬リマインドや日常の声かけ機能の重要性
認知症の方は服薬忘れが多く、薬の飲み忘れが健康リスクにつながることがあります。IoTデバイスの中には、決まった時間に服薬を促すリマインド機能が搭載されているものがあります。これにより、介護者が常に声かけをしなくても、適切なタイミングでご本人が薬を飲む習慣をサポートできます。
また、「朝の挨拶」や「水分補給の声かけ」など日常的なコミュニケーションを代行する機能は、ご本人の孤独感を和らげる効果も期待されます。こうした機能は、介護者の心理的負担軽減に直結します。
使いやすさと設置環境の確認ポイント
IoTデバイスは、特に高齢の方が操作しやすいことが重要です。操作が複雑すぎると、ご本人が使いこなせず逆にストレスになる可能性があります。声をかけるだけで使えるタイプや、スマホ操作も簡単なものを選ぶと良いでしょう。
また、Wi-Fi環境が整っていないご家庭もあります。SIM内蔵でWi-Fi不要の製品なら、設置も簡単で通信環境に左右されません。設置場所の電源確保や音声の聞こえやすさも確認ポイントです。
遠隔見守り対応の有無と通信方式の違い
遠距離介護をしている方にとって、離れていてもスマホで見守れる機能は欠かせません。LINEや専用アプリで通知を受け取れる製品が増えています。
通信方式はWi-FiやSIM、Bluetoothなどがありますが、安定して使えるSIM内蔵型は設定が簡単でおすすめです。通信費用や契約内容も事前に確認し、負担にならないものを選びましょう。
(関連記事: 高齢者 一人暮らしの見守りと介護:安心して暮らすための完全ガイド )
認知症の方の外出行動や物忘れ対策に役立つIoTデバイス活用法

「朝起きたらお母さまが玄関のドアを開けようとしていた」「最近、同じことを何度も聞かれて疲れてしまう」——そんな悩みはありませんか?外出行動や物忘れは認知症介護の大きな課題ですが、IoTデバイスの活用で早期発見や対応がしやすくなります。
外出行動の検知と通知機能の活用例
認知症の方の外出行動は、転倒や事故のリスクが高まるため特に注意が必要です。IoTデバイスには、ドアの開閉や動きを検知して家族に通知する機能があります。たとえば、ご本人が玄関のドアを開けた瞬間にスマホにアラートが届けば、すぐに連絡を取ったり駆けつけたりできて安心です。
また、GPS連携が可能な製品もあり、万が一外出された場合でも位置情報を追跡できるため、早期発見に役立ちます。こうした機能は、夜間のひとり歩き対策にも効果的です。
繰り返しの質問や急な興奮への対応支援
認知症の方は同じ質問を繰り返すことが多く、介護者の疲労やストレスの原因になります。IoTデバイスは、何度でも穏やかに同じ質問に答えたり、話しかけたりすることで、介護者の負担を軽減します。
さらに、急に興奮したり混乱したりする場面では、声かけ機能が落ち着かせる役割を果たすことがあります。これにより、介護者がすぐに対応できない場合でも、ご本人の不安や怒りを和らげるサポートが期待できます。
無気力や引きこもりへの声かけ効果と注意点
認知症の進行に伴い、無気力や引きこもりが見られることもあります。IoTデバイスの定期的な声かけは、ご本人の生活リズムを維持し、孤立感の軽減に役立ちます。
ただし、声かけの頻度や内容はご本人の状態に合わせて調整が必要です。過剰な声かけは逆効果になることもあるため、専門家やケアマネジャーと相談しながら活用することをおすすめします。
導入事例から見る認知症介護 IoT デバイスの効果と課題

「実際に導入したらどんな効果があるのか」「どんな課題があるのか」気になる方も多いでしょう。ここでは、自治体や医療機関との連携事例を中心に、現場の声や課題を具体的にご紹介します。
自治体や医療機関との連携事例
北海道砂川市では、ReMENTIA株式会社のTomoriを活用した認知症見守り支援の取り組みが進んでいます。砂川市立病院のケアスタッフ研修会でも紹介され、地域包括支援センターと連携した支援体制が構築されています。こうした自治体との連携は、認知症介護の質向上と介護者支援に大きく貢献しています。
また、医療機関と連携することで、デバイスから得られる情報を診療に活かし、より適切なケア計画の策定が可能になるケースもあります。
介護者の心理的負担軽減に関する実績
Tomoriの導入により、同じ質問に何度も答える負担が軽減され、夜間の見守り負担も減ったといった介護者の声が多く聞かれます。これにより、睡眠の質が向上し、日中の介護疲れやストレスが軽減されたとの報告もあります。
介護者が一人で抱え込まず、デバイスを活用することで心理的な孤立感も和らぎ、介護の継続がしやすくなる効果が期待されています。
利用者からのフィードバックと改善ポイント
利用者からは「操作が簡単で助かる」「遠方の家族も安心できる」といった肯定的な声が多い一方、「音声の反応が遅い時がある」「通信が不安定な場所では使いづらい」といった課題も挙げられています。
こうしたフィードバックをもとに、製品のソフトウェアアップデートや通信方式の改善が継続的に行われており、今後さらに使いやすさが向上していく見込みです。
認知症介護 IoT デバイス導入時の注意点と費用相場

「IoTデバイスは便利そうだけど、費用や契約内容が心配」という方も多いのではないでしょうか。ここでは導入時に知っておきたい費用相場や契約のポイント、プライバシー保護について具体的に解説します。
初期費用と月額費用の目安
IoTデバイスの費用は製品によって異なりますが、初期費用が約8万円前後、月額費用が約6,000円〜7,000円程度が一般的な相場です。たとえば、Tomoriの場合は初期費用82,490円(税込)、月額6,490円(税込)となっています。
これらの費用には、通信費用やサポート料金が含まれている場合が多いですが、契約前に内訳をしっかり確認しましょう。
契約期間や返金保証の確認
契約期間の縛りがある場合、途中解約で違約金が発生することもあります。短期間で試してみたい場合は、最低利用期間なしや30日間返金保証がある製品を選ぶと安心です。
Tomoriは30日間の返金保証があり、最低利用期間も設けていません。これにより、実際に使ってみて合わなければ無理なく解約できます。
プライバシー保護とデータ管理のポイント
IoTデバイスは個人情報や音声データを扱うため、プライバシー保護が重要です。製品選びの際には、データの暗号化や第三者への情報提供の有無、利用者の同意取得の仕組みを確認しましょう。
また、故障時のデータ管理や交換対応もチェックポイントです。Tomoriでは故障時の無料交換サービスがあり、安心して利用できます。
【項目 | 内容 | 注意点】
- 項目: 初期費用 / 内容: 約8万円前後 / 注意点: 内訳を確認
- 項目: 月額費用 / 内容: 約6 / 注意点: 000円〜7 / 列4: 000円 / 列5: 通信費込みか確認
- 項目: 契約期間 / 内容: 最低利用期間なしの製品も / 注意点: 違約金の有無を確認
- 項目: 返金保証 / 内容: 30日間返金保証あり / 注意点: 試用可能か確認
- 項目: プライバシー / 内容: データ暗号化・同意取得 / 注意点: 安全性を確認
よくある質問

認知症介護 IoT デバイスはどのように操作しますか?
多くのIoTデバイスは、ご本人が話しかけるだけで使える音声操作が主流です。スマホの操作が苦手な方でも安心して使えます。遠隔での見守りや設定変更は、家族がスマホアプリやLINEで簡単に行えます。
通信環境がなくても使えますか?
Wi-Fi環境がない場合でも、SIMカード内蔵のIoTデバイスならインターネット環境不要で使えます。設置が簡単で、通信が安定しやすいのが特徴です。
同じ質問を繰り返す場合も対応可能ですか?
はい、24時間何度でも穏やかに応答できる機能を持つ製品があります。介護者の負担を減らし、繰り返しの質問に疲れるストレスを軽減できます。
遠方にいる家族も見守りできますか?
遠隔見守り機能があるIoTデバイスは、スマホやLINEで状況を確認でき、離れていても安心です。通知機能で異常をすぐに知ることができます。
故障時の対応はどうなっていますか?
多くの製品は故障時に無料交換や修理対応を行っています。契約前にサポート体制や対応期間を確認すると安心です。
参考リンク(公的機関・一次情報)
Tomoriで始める新しい見守りのかたち
認知症介護の毎日で、「また同じことを聞かれた…」「夜中のひとり歩きが心配で眠れない」といった不安や疲労を感じていませんか?そんなあなたに、24時間音声で見守り、服薬リマインドや日常の声かけを代行するIoTデバイス「Tomori(ともり)」という選択肢があります。
Tomoriの特徴と導入メリット
TomoriはSIMカード内蔵でWi-Fi不要、設置が簡単です。ご本人は話しかけるだけで操作ができ、同じ質問にも何度でも穏やかに応答します。遠隔見守りはLINEで可能なので、離れて暮らすご家族も安心です。
北海道砂川市との協定や医療機関との連携実績もあり、介護者の心理的負担軽減に効果が期待されています。故障時の無料交換や継続的なソフトウェアアップデートも魅力です。
利用料金とサポート体制について
初期費用は82,490円(税込)、月額料金は6,490円(税込)で、30日間返金保証があるため、まずは試してみることも可能です。最低利用期間の縛りもなく、安心して導入できます。
導入までの流れと問い合わせ方法
- 公式サイト(https://tomori.care)から資料請求や問い合わせ
- 専門スタッフによるオンライン相談で疑問を解消
- 導入申込み・設置サポート
- 利用開始後も安心のサポート体制
Tomoriは、あなたとご家族の新しい見守りのかたちとして、認知症介護の日々を支えます。詳しくは公式サイトをご覧ください。
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この記事が、あなたの認知症介護におけるIoTデバイス選びの一助となれば幸いです。どうか一人で抱え込まず、適切な支援と技術を活用して、あなたとご家族の毎日が少しでも楽になることを願っています。
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宮下拓磨
ReMENTIA株式会社CEO
ReMENTIA株式会社代表取締役 / 北海道大学情報科学院在籍 2021年に初任者研修を取得し, 有料老人ホームでヘルパーとして認知症介護に従事した経験がある. 認知症になっても変わらずに生活できる社会を目指してReMENTIA株式会社を創業. 2024年に未踏IT人材育成発掘事業に採択され認知症支援のためのAIを開発するなど, 現場に根ざした研究開発を得意としている.