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介護保険・要介護認定

訪問介護を利用するには?申請から利用開始までの流れ

2026年3月6日約14分宮下拓磨宮下拓磨
訪問介護を利用するには?申請から利用開始までの流れ
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※本記事の情報は2025年3月時点の制度・サービス内容に基づいています。最新の情報は各公的機関の公式サイトでご確認ください。

訪問介護利用方法の基本を理解する

訪問介護 利用方法の基本を理解するための説明図
訪問介護の利用方法の基本をわかりやすく示した説明図

朝、いつものようにお母さまがキッチンで立ち上がるのに不安そうな様子を見て、あなたは「そろそろ誰かに手伝ってもらったほうがいいかもしれない」と感じていませんか?訪問介護は、そんな日常の不安を少しでも軽くしてくれるサービスです。しかし「訪問介護って何?」「うちの親は対象になるの?」と戸惑う方も多いでしょう。ここでは、訪問介護の基本をわかりやすく解説します。

訪問介護とは何か?サービス内容の概要

訪問介護は、介護保険を利用して自宅に介護スタッフが訪問し、日常生活の支援や身体介護を行うサービスです。具体的には、食事や排せつ、入浴の介助、掃除や洗濯、買い物などの生活援助まで幅広く対応します。ご本人ができることは尊重しながら、困っている部分をサポートするのが特徴です。

たとえば、毎日の服薬管理が難しくなったお父さまに服薬の声かけをしたり、歩行が不安な方の移動を手伝ったりと、生活の質を保つための支えとなります。

訪問介護が必要とされる理由と対象者

訪問介護が必要になるのは、身体機能の低下や認知機能の低下で日常生活に支障が出てきた場合が多いです。たとえば、アルツハイマー型認知症の進行で物忘れが増え、家事が難しくなったお母さまや、転倒の危険が高まったお父さまが対象となります。

厚生労働省『介護保険制度の概要』(2023年)によると、要介護認定を受けた方が主な利用者で、特に要支援1・2や要介護1〜5の方が訪問介護を利用しています。あなたの親御さんの状態に合わせて、必要な支援が受けられるのが訪問介護の強みです。

訪問介護利用のメリットと注意点

訪問介護の最大のメリットは、慣れ親しんだ自宅で生活し続けられることです。外出が難しい高齢の方でも、介護スタッフのサポートで安全に過ごせます。また、介護負担の軽減や孤独感の軽減にもつながります。

一方で、サービスの内容やスタッフの質にばらつきがあるため、信頼できる事業者を選ぶことが大切です。また、訪問時間が限られているため、24時間の見守りが必要な場合は別の対策も検討しましょう。たとえば、夜間のひとり歩きが心配な場合は、IoT見守りデバイスの導入も選択肢です(関連記事:認知症 見守り カメラの選び方と活用法|安心できる介護のために)。

訪問介護はあなたとご本人、ご家族の生活を支える大切なサービスですが、利用にあたっては不安や疑問も多いと思います。次のセクションで申し込みから利用開始までの具体的な流れを詳しくご説明します。

訪問介護利用の申し込みから開始までの流れ

「父の物忘れが急にひどくなり、週末しか帰れない自分は何をすればいいのか…」そんな焦りや戸惑いを感じているあなたへ。訪問介護の利用は決して難しいものではありません。ここでは、申請からサービス開始までの具体的なステップをわかりやすく解説します。

介護認定の申請手続きと訪問介護の利用条件

訪問介護を利用するためには、まず市区町村の介護保険窓口で「介護認定」の申請が必要です。申請は本人または家族が行えます。申請後、専門の調査員が自宅を訪問し、ご本人の身体状況や生活状況を確認します。

申請先はお住まいの市区町村の高齢者福祉課や地域包括支援センターです。申請の際は「親の介護が必要になってきた」と伝えれば案内してもらえます。申請から認定結果が出るまで通常1ヶ月ほどかかります。

認定結果で「要支援」または「要介護」と判断されると、介護サービスの利用が可能になります。認定の等級によって利用できるサービスや時間が変わりますので、詳しくは要介護1とは|基礎知識から申請・サービス利用まで完全ガイドも参考にしてください。

ケアマネジャーとの相談とケアプラン作成

介護認定が下りると、ケアマネジャー(介護支援専門員)と面談し、訪問介護を含むサービス計画「ケアプラン」を作成します。ケアマネジャーはあなたとご本人の状況を聞き取り、最適なサービス内容や頻度を提案してくれます。

ケアプランは定期的に見直され、状況に応じてサービスを調整可能です。ケアマネジャーは地域包括支援センターや介護事業所に所属しているので、まずは地域包括支援センターに連絡して相談してみるのもよいでしょう。

訪問介護事業者の選び方と契約のポイント

ケアプランができたら、訪問介護事業者を選びます。事業者は市区町村の指定を受けているかを確認しましょう。信頼できる事業者を選ぶポイントは、

  • スタッフの対応が丁寧か
  • サービス内容がケアプランに合っているか
  • 緊急時の対応体制が整っているか

などです。契約時にはサービス内容、料金、訪問時間をしっかり確認し、不明点は遠慮なく質問してください。

サービス開始までの具体的なスケジュール

申請からサービス開始までの一般的なスケジュールは以下の通りです。

【ステップ | 期間目安 | 内容】

  • ステップ: 介護認定申請 / 期間目安: 約1ヶ月 / 内容: 市区町村に申請し、調査・審査を受ける
  • ステップ: 認定結果通知 / 期間目安: 申請後約1ヶ月 / 内容: 要支援・要介護の認定結果が届く
  • ステップ: ケアマネジャー選定・面談 / 期間目安: 認定後すぐ / 内容: ケアプラン作成のための相談
  • ステップ: 訪問介護事業者選定・契約 / 期間目安: ケアプラン作成後 / 内容: 事業者選びと契約手続き
  • ステップ: サービス開始 / 期間目安: 契約後すぐ / 内容: 訪問介護サービスの利用開始

この流れを知っておくと、急な変化に慌てず対応できます。訪問介護の利用はあなた一人で抱え込む必要はありません。地域包括支援センターやケアマネジャーがしっかりサポートしてくれますので、まずは相談してみてください(関連記事:介護保険ってどうやって使うの?申請からサービス利用までの流れを解説)。

訪問介護利用時に知っておきたいサービス内容と種類

「訪問介護って具体的にどんなことをしてくれるの?」そんな疑問を持つあなたに、サービスの中身を具体的にイメージしていただけるように解説します。ご本人の状態やご家族の希望に合わせて内容は変わりますが、主に身体介護と生活援助の2種類に分かれます。

身体介護サービスの内容と具体例

身体介護は、ご本人の身体に直接触れて行う支援です。例えば、

  • 食事の介助(食べやすいように手伝う、見守り)
  • 排せつの介助(トイレへの誘導、オムツ交換)
  • 入浴の介助(浴槽への出入りのサポート、洗身)
  • 移動の介助(ベッドから車椅子への移乗、歩行補助)
  • 服薬の確認や声かけ

などがあります。認知症の方の場合は、急な不安や混乱に寄り添いながら、安心感を与えることも重要な役割です。

身体介護は専門的な知識と技術が必要なため、訪問介護スタッフは研修を受けた有資格者が担当します。

生活援助サービスの範囲と注意点

生活援助は、ご本人が自分で行うのが難しい家事をサポートするサービスです。主な内容は、

  • 掃除や洗濯
  • 買い物代行
  • 食事の準備や後片付け
  • ゴミ出し

などです。ただし、生活援助はあくまで「ご本人の生活を支えるため」の範囲内であり、訪問介護スタッフが家族のための家事を代行することはできません。

また、生活援助の内容はケアプランに沿って決められます。たとえば、買い物代行が必要でも、週に1回の訪問で十分か、毎日の支援が必要かは状況により異なります。

緊急時や特別なニーズに対応するサービス

訪問介護事業者によっては、緊急時の対応や特別な支援にも対応可能です。たとえば、

  • 夜間の見守りや緊急通報サービス
  • 認知症の方の急な興奮や混乱時の対応
  • 服薬忘れの防止のための声かけやリマインド

などです。夜間のひとり歩きが心配な場合は、24時間見守りができるAI音声見守りデバイスTomori(ともり)との連携も検討してみてはいかがでしょうか。

訪問介護と他の介護サービスとの違い

訪問介護は自宅での支援に特化していますが、デイサービスやショートステイは施設での介護が中心です。訪問介護は短時間でも日常生活の細かな支援が可能で、特に自宅での生活を続けたい方に向いています。

もし施設利用を検討している場合は、老人ホームの種類と選び方|失敗しない施設選びの完全ガイドも参考にしてみてください。

訪問介護利用にかかる費用と負担軽減の方法

「訪問介護を利用したいけど、費用はどれくらいかかるのか心配」「介護費用が家計を圧迫しないか不安」そんな気持ちは多くのご家族が抱えています。ここでは、訪問介護の料金体系と、負担を軽減するための具体的な方法をお伝えします。

訪問介護の料金体系と自己負担割合

訪問介護の費用は介護保険が適用され、原則として利用料の1割または2割を自己負担します。負担割合は所得に応じて決まります。

料金はサービス内容や訪問時間によって異なりますが、身体介護は生活援助より高めの設定です。たとえば、30分程度の身体介護で約1,000円前後、生活援助は500〜800円程度が目安です。

詳しい料金は市区町村や事業者により差がありますので、契約時に確認しましょう。

介護保険の適用範囲と利用限度額

介護保険には利用限度額があり、要介護度によって利用できるサービスの上限が決まっています。限度額を超えた場合は自己負担になります。

限度額は「支給限度基準額」と呼ばれ、厚生労働省『介護保険事業状況報告』(2023年)に基づき設定されています。ケアマネジャーが計画的にサービスを組み立て、限度額内で最大限の支援を提供できるよう調整します。

費用負担を軽減するための助成制度や補助金

自治体によっては介護保険の自己負担分を軽減する助成制度や補助金があります。たとえば、低所得世帯向けの減免制度や、障害者手帳を持つ方への支援などです。

お住まいの市区町村の高齢者福祉課や地域包括支援センターに相談すると、利用可能な制度を教えてもらえます。申請方法や必要書類も案内してもらえるので、一人で悩まずに相談してみてください。

費用に関するよくあるトラブルと対処法

訪問介護の費用に関するトラブルで多いのは、

  • 料金説明が不十分で後から高額請求された
  • ケアプランと違うサービスが提供されたのに料金が発生した
  • 契約内容が曖昧で追加費用が発生した

などです。対処法としては、

  • 契約時に料金やサービス内容を必ず書面で確認する
  • 不明点はすぐに事業者に問い合わせる
  • 市区町村の介護保険窓口や消費生活センターに相談する

ことが大切です。トラブルを未然に防ぐためにも、信頼できる事業者選びが重要です。

訪問介護を利用する際の注意点とトラブル回避策

「訪問介護を利用してみたけれど、思っていたのと違った」「スタッフとのコミュニケーションがうまくいかない」そんな経験はありませんか?介護サービスは人と人との関わりなので、トラブルが起きることもあります。ここでは、注意点とトラブル回避のポイントをお伝えします。

サービスの質を見極めるポイント

サービスの質は、スタッフの対応や技術力、事業者の体制によって大きく変わります。見極めるポイントは、

  • スタッフがいつも同じ人で安心できるか
  • 訪問時のマナーや言葉遣いが丁寧か
  • ケアプランに沿ったサービスが提供されているか
  • 緊急時の連絡体制が整っているか

です。気になることがあれば、遠慮せずケアマネジャーや事業者に相談することが大切です。

利用者と介護者間のコミュニケーションの重要性

介護スタッフとご本人、ご家族との良好なコミュニケーションはサービスの質を左右します。たとえば、訪問時間の変更やサービス内容の希望は早めに伝えましょう。

また、ご本人の気持ちや体調の変化をスタッフに共有することで、より適切な支援が受けられます。コミュニケーションが難しい場合は、ケアマネジャーを介して調整する方法もあります。

トラブルが起きた場合の相談窓口と対応方法

もしサービスに不満やトラブルがあった場合は、

  • まずは訪問介護事業者の責任者に相談してみる
  • 解決しない場合は市区町村の介護保険窓口に相談
  • 消費生活センターや地域包括支援センターにも相談可能

です。一人で抱え込まず、早めに相談することで問題解決がスムーズになります。

よくある質問

訪問介護の利用にあたって、よく寄せられる疑問にお答えします。あなたの不安を少しでも解消できれば幸いです。

訪問介護はどのように申し込めばよいですか?

まずは市区町村の介護保険窓口や地域包括支援センターに連絡し、介護認定の申請を行います。認定後、ケアマネジャーと相談しケアプランを作成、その後訪問介護事業者と契約してサービスを開始します。

サービス利用中に変更やキャンセルは可能ですか?

はい、可能です。訪問日時やサービス内容の変更は、ケアマネジャーや訪問介護事業者に連絡すれば調整できます。ただし、キャンセルが直前の場合はキャンセル料が発生することもあるので、早めの連絡が望ましいです。

訪問介護とデイサービスはどう違いますか?

訪問介護はご自宅での支援が中心ですが、デイサービスは日中に施設で介護やリハビリを受けるサービスです。両方を組み合わせて利用することも可能です。

訪問介護の利用に年齢制限はありますか?

介護保険の対象は原則65歳以上の高齢者ですが、40歳以上で特定疾病がある場合も利用可能です。詳しくは市区町村の窓口で確認してください。

介護保険が適用されない場合はどうすればよいですか?

介護保険外のサービスや民間の訪問介護サービスを利用する方法があります。また、自治体の福祉サービスや助成制度を活用できる場合もあるので、地域包括支援センターに相談してみてください。

参考リンク(公的機関・一次情報)

Tomoriで始める新しい見守りのかたち

「夜中のひとり歩きが心配で眠れない」「同じ質問を何度も繰り返されて疲れてしまう」そんなあなたの悩みを少しでも軽くできるのが、Tomori(ともり)という24時間AI音声見守りデバイスです。

Tomoriの特徴と訪問介護との連携メリット

Tomoriは、ご本人の生活を見守りつつ、同じ質問にも何度でも穏やかに応答するAI搭載の音声デバイスです。訪問介護スタッフのサポートと組み合わせることで、介護負担の軽減や不安の解消につながります。

Wi-Fi不要のSIM内蔵型で設置も簡単。離れて暮らすご家族もLINEで遠隔見守りができるため、遠距離介護の不安も和らぎます。

24時間AI音声見守りで介護負担を軽減する方法

たとえば、夜中に何度も起きてしまうご本人に、Tomoriが優しく話しかけて落ち着かせたり、服薬時間をリマインドしたりします。これにより、訪問介護スタッフが来るまでの時間も安心して過ごせます。

同じ質問の繰り返しに対しても、Tomoriは忍耐強く対応するため、介護者の疲労感を大幅に軽減できるのです。

Tomori導入の手順と利用者の声

導入は公式サイト(https://tomori.care)から申し込み、初期設定もサポートがあるため安心です。利用者の声では、

  • 「夜間の見守りができて、私もゆっくり眠れるようになった」
  • 「遠距離に住んでいても父の様子がわかり、安心感が増した」

といった喜びの声が多く寄せられています。

お問い合わせと無料相談の案内

興味がある方は、Tomori公式サイトの無料相談フォームからお問い合わせください。専門スタッフがあなたの状況に合わせた活用方法を提案してくれます。

(関連記事)

  • 訪問介護の利用を検討しながら施設も視野に入れている方は、老人ホームの種類と選び方|失敗しない施設選びの完全ガイドもぜひご覧ください。
  • 介護保険の申請や要介護度の理解を深めたい方は、要介護1とは|基礎知識から申請・サービス利用まで完全ガイドがおすすめです。
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宮下拓磨

AUTHOR

宮下拓磨

ReMENTIA株式会社CEO

ReMENTIA株式会社代表取締役 / 北海道大学情報科学院在籍 2021年に初任者研修を取得し, 有料老人ホームでヘルパーとして認知症介護に従事した経験がある. 認知症になっても変わらずに生活できる社会を目指してReMENTIA株式会社を創業. 2024年に未踏IT人材育成発掘事業に採択され認知症支援のためのAIを開発するなど, 現場に根ざした研究開発を得意としている.